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どうも。MATSUMOTO HISATAAKAAです。
「FEATURE」から「COLUMN」へとリニューアルして以来、初の登場です。
久々に文章を書くので少し緊張していますがよろしくおつきあい下さいませ。
前回のコラムでのTAHARA氏の「STEINSKIのDJはこんなんだったリポート」はかなり興味深い内容でした。
とくに彼が書き記したこの箇所
"最新HIPHOPからNEW SCHOOL〜MIDDLE SCHOOLへと展開しまくってLATIN FREESTYLE、HOUSE、DISCOへとつながっていくなんでもアリの古き良き時代のNY定番STYLE"
この文章を読んだだけで実はフルボッ○してしまいました。
他店様からお願いされたコラムなどではちょっと意地悪な事を書いてしまう素直になれない俺ですが、自分がDJ(自分もやってるんですが…)に求めているのはこれなんです!こういう「あり得ない音楽体験」がしたいんです(しかもヘラヘラしながら)。そこ行くと上の文章に書かれているような内容はフル○ッキ確実の昇天寸前なんであります。
しかも上の文章でキーになるのは「LATIN FREESTYLE」。もうこれに尽きます。
このジャンルを上手くかけれるDJを私は日本に数人しか知りません。しかし、多くの方は引退寸前かあまり表に出て来ないような偉い方ばかりです。そこで、この場を借りて「このジャンルのおもしろさを少しでも紹介できればなー」なんて思いながらキーを打ってまいります。
まずはこれ、
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JELLYBEAN/SIDEWALK TALK/WAS DOG A DOUGHNUT
当店でも人気のある"THE MEXICAN"のカバーでおなじみの人です。
彼はLATIN FREESTYLE界ではもちろん名の知れた存在ですが、NYにあった大箱「FUNHOUSE」のRESIDENT DJだったこともあり、HIP HOP〜DISCO〜HOUSE〜POPとあらゆるジャンルにおいて素晴らしい仕事をしています。
このシングルに収録されている"SIDEWALK TALK"は、あのMADONNAが参加!こちらのUK盤の緑ジャケはFUNHOUSE MIX収録でストイックな展開が非常に格好良いです。またMADONNAの他にSTEPHEN BRAY、CATHARINE BUCHANANも参加していて実はかなり豪華な楽曲です。またカップリングに収録されている"WAS DOG A DOUGHNUT"のカバーもOLD SCHOOL HIP HOPを語る上では重要な楽曲なのでお見逃し無く! |
そしてお次は同じシリーズで
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SLY FOX/LET'S GO ALL THE WAY/COMO TU TE LLAMA(WHAT IS YOUR NAME?)
こちらもUK盤。この曲のBEATはHIP HOP CLASSICとして知られるBOOGIE BOYS"A FLY GIRL"まんま。HIP HOPから違和感無く繋げるおいしい一枚です。制作はTED CURRLIER、エンジニアはSTEVE PECK。どちらもこの方面ではたくさんの素晴らしい仕事を残している大御所です。そして裏面に収められているのは"DIAMOND DUB MIX"。こちらはCHARLIE DEEとCHEP NUNEZからなる伝説のEDIT TEAM「DIAMOND II」が手がけたDUB MIXでこちらも格好良いです。LATIN FREESTYLEもHIP HOPと同じように、PRODUCERやENGINEERといった裏方が重要な鍵を握っている事が多いので覚えておくとレコード購入時の参考になります。
また裏面二本目の溝に収められている"COMO TU TE LLAMA(WHAT IS YOUR NAME?)"はこれぞLATIN FREESTYLEといった雰囲気を持っていますのでこちらもお聴き逃し無く!中盤でBEATが強くなるところの格好良さは失禁ものです。 |
そしてHIP HOPとの関連性で言えば…
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JOYCE SIMS/ALL AND ALL(THE U.K. REMIX)
この曲の制作を手がけているのは"KING OF THE BEAT"でおなじみのMANTRONIK。
この人もHIP HOP関連の仕事だけでなくLATIN FREESTYLEの制作も多く行っています。MANTRONIXの1st ALBUMに近い質感のBEATに「いかにも」なメロディーが乗るクラッシック。たまに挿入されるNAIROBI featuring AWESOME FOURSOMEの"FUNKY SOUL MAKOSSA(RAP)"の声ネタにB-BOY魂が揺さぶられます。おまけにEDITで剃刀を振るうのは前述したDIAMOND II!これのEDITは「これぞ」という派手な仕上がり!これでEDITの格好良さにも気付いてもらえれば幸いであります。
LATIN FREESTYLEがHIP HOPと地続きのジャンルである事を教えてくれる良く出来た一枚であります。 |
さらにHIP HOPとの関連性に焦点を当てると
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ONLY IN THE DARK/MAKE NOISE
この曲でリードボーカルを取るのは"GOODY GOODY"のヒットでおなじみLISETTE MELENDEZ。LISETTE MELENDEZのデビュー曲です。
そして特筆すべきはこの曲で使用されているサンプルの数々。まず柱となるBEATはJAMES BROWNの"GIVE IT UP OR TURN IT LOOSE"。もうこれだけでも血が騒ぎます!そこにSTRAFE"SET IT OFF"の声ネタやらJIMMY CASTER BUNCHのおなじみのあれ(「WAY BACK…,BACK IN THE TIME」)やらPLANET ROCKの声ネタやら、B-BOYにはおなじみのの声ネタがたくさん挿入されていきます。そして途中には"APACHE"も顔を出すという豪華すぎる内容。またこの曲の作者であるCARLOS "After Dark" BERRIOSは制作からMIX 、EDITと全てこなしているんですがこの人がかなりの芸達者!特にEDITのセンスは素晴らしく残響音などに細かい刻みを多用して派手な印象を残すEDITが本当に格好良いです。LISETTE MELENDEZの"NEVER SAY NEVER"での"NEVER SAY "After dark" MIX"やMASTERS OF CELEMONY"CRACKED OUT(REMIX)"のEDIT、T LA ROCK"THIS BEAT KICKS"のEDIT(OMAR SANTANAと共作)などHIP HOP界での仕事でも良く知られています。 |
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THE BREAK BOYS/AND THE BREAK GOES ON
このレコードもONLY IN THE DARK"MAKE NOISE"と同じ流れを汲む一枚です。
しかしこの曲はLATIN FREESTYLEの特徴とも言えるメロディー、つまり歌はありません。しかし自己主張の強いBEATはまさにLATIN FREESTYLEです。使用されているサンプルはBEATが "APACHE"でホーンは"IT'S JUST BEGUN"。その他も"NUMBERS"などのB-BOY大好物がてんこもり状態なのでフロアでは即戦力になるはずです。
またリリースしているレーベルがHOUSEのレーベルである「FOURTH FLOOR RECORDS」というのも興味深いところです。他にTHE ORIGINAL GANGSTERS OF FREESTYLE(制作者はほぼ同一のようです)などもリリースしているレーベルなので侮れません。 |
その他こんなのも…
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NOLAN THOMAS/ONE BAD APPLE
OSMONDSの名曲カバーです。
この人は"YO!LITTLE BROTHER"という曲のほうが有名で昔のMIX SHOWなどを聴くとかなり高い頻度でPLAYされていたことがわかります。
しかしこちらはFREE SOULなどにが好きな人にもアピールできる良いカバーです。シンセとドラムマシーンで制作されていますが上手くまとめられています。裏面のDUBが無茶苦茶なのはLATIN FREESTYLEらしくて良いです。 |
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I.M.S./EP
EPと表記しましたが4曲入りのシングルです。
名門「EMERGENCY」からのリリース。ここまで行くとどうジャンル分けして良いのかわかりませんがLATIN FREESTYLEを買い続けているとこういった得体の知れないDANCE MUSICにぶちあたる事がたまにあります。非常にクールにまとめられた一曲。とにかく格好良いです。 |
うまくお伝えできたかどうかわかりませんが、日本でHIP HOPを紹介してきたメディアからは確実に黙殺されて来たジャンルだけあって謎に包まれている部分が非常に多いです。ただDISCO以降、HIP HOP、HOUSE、TECHNOと言った現代のDANCE MUSICが確立する手前のDISCOやCLUBではかなり流行し、一時代を築いたジャンルだけになかなか奥が深いです。おまけに海外ではリバイバルヒットしそうな兆しもあって放っておけないです。
次回もお楽しみに! |
| Text by MATSUMOTO HISATAAKAA |
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